普段当たり前のように、食べている食事も、
いろんな過程を経て、私たちの口に入る。

・・・しながら、食すのではなく、
しっかり味わう。
それが、最低限の礼儀ではないだろうか?


「いただきます」の語源は、諸説ありますが、
これが一番しっくり来る気がします。



私たちの「いのち」は食事という行為を経て、成り立っています。
そして、食べ物になる肉や魚や野菜にも、確かに「いのち」があったんです。
それらの生命への感謝の言葉が「いただきます」なのだそうです。

「あなたの命を、わたくしの命にさせていただきます」。

とっても素晴らしい感謝の言葉なんですね。

それから「ごちそうさま」。
漢字では「ご馳走さま」と書きます。

食事をとり終えるまでには、いろんな人たちが手をかけてくれています。
育てたり、収穫したり、運搬したり、料理したり。

そういう人たち皆様への感謝の気持ちが「ご馳走さま」なんだそうです。

「今こうして食事を摂ることができました。
皆様が馳けまわり、走りまわってくださったおかげです。ご馳走さまでした。」

~味わうことは、歓びなんです~